《川越アーツ&クラフツのこれから》
連続トークセッション第5回『産業と文化を結ぶ ガラスのまちづくり富山市の今』
講師/林(小暮)裕子さん KOGURE Glass Works 代表
齋藤 悠子さん Glass Beads Factory 蜻蛉玉Fe主宰
6月3日は、SMF主催《川越アーツ&クラフツのこれから》連続トークセッション第5回を開催しました。※協力:NPO法人アルテクルブ
今回は、富山県より林裕子さんと、齋藤悠子さんをお迎えして、お話しをお聞きしました。
林さんからは、富山のガラス工芸の発祥は、富山の薬を入れるガラス瓶であること!!! 現在における富山ガラス造形研究所、富山ガラス工房など、これまでの30年にわたる市と第三セクターの取り組みと個人工房のつながり、その制作環境などと若手作家の育成状況のお話しがありました。また「とやま起業みらい塾」での研究とビジネスプランの提案・販路システムの提案などのお話しをとおして、若手作家を育てるシステムの構築が重要であるというご意見でした。
齋藤さんからは、映画のロケ地にもなった射水市内川と言う運河の街の紹介があり、その地に工房を持つきっかけは、林さんのトンボ玉教室に射水市の年配の方々が訪れ、「若い作家さんに来てもらって、空き家・空き店舗に入居してもらいたい」と言う一言だったようです。空き家のリノベーションにおいても、その方々「内川おっちゃんず」パワーと連携し、市の補助金を得て改装し、現在も進行中だそうです。この地域ではNPOのまちづくり団体ができたり、地域おこし協力隊の導入もあり、しだいに変化が見られます。カフェが開店したり、セレクトショップが出店したりしています。古い町並みで道路幅が狭く空き家が増えていっている状況です。地域的に低地なので、土台のシロアリ被害が激しく、改装工事は問題山積のようです。内川の運河の風景はとても魅力的で、観光客も増えているようですが、運営側の人手不足があるようです。
http://jrec.co.jp/machizainote/
https://toyama-teiju.jp/emigrant/nishida_m_takaoka